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「こんな普通(?)の日曜日」
「こんな普通(?)の日曜日」


夢をみていた。
しかし、これは自分の夢ではない。他人の夢なのだ。
純一は、半ばうんざりしながら、この夢の動向を見ていた。
純一「はぁ・・・。また変な夢かよ・・・」
?「ねぇ、おばあちゃん。それ、どうやったの?」
おばあちゃん「これはね、魔法を使ったのよ」
?「魔法?」
・・・おい。これ、俺じゃないか?
その瞬間、目の前が真っ白になった。

純一「む・・・。ふあぁ〜あ・・・。むにゃむにゃ」
純一はあたりを見回し、なにも変化がないことを確かめ、上体を起こす。
純一「さて、今何時だ?」
時計を見る。
12:30
純一「ま、いつもどうりの時間かな」
純一は、階段を下り、居間にたどり着く。
純一「私は今目覚めたぞおおおおお!!!!!」
音夢「おはよう兄さん。どこか頭でも打ったの?」
音夢よ・・・いきなりそんな反応はないだろ・・・。
純一「いや、そうではないんだが・・・。そうだ、今日は杉並との約束があったんだった!」
純一は、今の自分の装備を見てみた。
武器 無し 鎧 パジャマ 盾 無し
約束の刻 12:58
商店街にたどり着くまでに必要な時間 25分
・・・やばくね?
純一は、自分の部屋にダッシュした!
純一「うおおおお!あいつとの待ち合わせに遅れたら、なにされるかわかったもんじゃない!」
純一は、速攻でパジャマを着替え、速攻で家を出た。
出た時間は12:35分。微妙な時間だ。
純一「く・・・くそ!絶対に遅れねぇぞおおおお!!!!」
周りの人は驚異の目で見てる人もいれば、俺の雄たけびを聞いて、白い目線で見てる人もいる。
しかし、今はそれどころではない。
純一は、携帯で時間を見る。12:56分
純一「や、やばい!間に合わねぇ!」
・・・たどり着いた。
そこには、余裕の表情の杉並が立っていた。
杉並「・・・ふ。12秒の遅刻だ」
純一「はぁ・・・はぁ・・・」
なにか言い返したいが、息が切れていえない。
杉並「今の貴様ごとき、俺は人差し指一本で殺れるぞ」
杉並を鼻で笑った。
純一「く・・・。今の俺では敵わないのか・・・。はぁ・・・はぁ・・・」
ようやく疲れがとれてきた。
純一「で、今日はどんな下らないことをするんだ?」
杉並「ふ・・・。そう毎日、俺たちが下らないことするとでも思っているのか?」
ああ・・・お前ならな・・・。
純一は、声に出さずつっこみを入れておく。
杉並「今日はな、とっておきの映画を見に行こうと思ってな」
純一「はぁ?お前と映画か?」
ラブコメとかだったらぶっとばすぞ。
杉並「大丈夫だ。お前が思っているようなラブコメなどではない」
・・・エスパー!?
杉並「ん?なにを驚いている?まさかラブコメだと思ったか?残念ながら違うんだよ」
純一「べ、別に残念じゃねーし、しかもお前とラブコメなんかみたくないぞ?」
杉並「ふ、そう照れるな。本題に入ろう。俺たちが見る映画は「エイリアン 遭遇編」だ。どうだ!最高だろう!」
遭遇編って・・・他になんかあるのか?
純一「いかにも、お前が好きそうな映画だな」
杉並「なにを言う!こんな魅力的な映画、百年に一度入るかどうかだぞ!?」
お前は何年生きてるんだ。
純一「で、そのエイリアンなんとかってのは、何時からなんだ?」
杉並「13:15分からだ」
純一は時間を確認してみる。・・・13:19分
純一「・・・おい。もう始まってるじゃん」
杉並「なんだと!?この俺としたことが」
ん? あそこを歩いているのは。
純一「おーい眞子ぉ〜」
こっちに気がつき、よってくる。
眞子「なんだ、朝倉か。うわ、杉並もついてる」
純一「こいつは、置いといて、一人でなにしてんだ?」
眞子「買い物に決まってるでしょ。ここ商店街じゃん」
杉並「また一人、誰かを消すのか?」
眞子「んなわけないでしょ!別に今、あんたを消してもいいのよ」
純一は、杉並に耳打ちをする。
純一「(やめておけ、無駄に兵を失いたくない)」
杉並「(そうだな、お前との決戦もあるし、ここで秘奥義を出すわけにもいかないか)」
眞子「覚悟は、出来たの?」
杉並「やめておくよ、ミスター水越。今日は決戦の日ではない」
眞子「私、女だけど?」
これは、まずいな。杉並、南無。
杉並「そうだったのか。初耳だな」
次の瞬間、杉並は目の前から消えた。5mほど、ふっとんだ。
杉並「ぐっ!目で追えぬ速さの攻撃だと・・・。ぐは」
杉並は力尽きた。
眞子「もう、あんたたちと付き合ってると、余計疲れんのよ。朝倉じゃあね」
純一「ああ、じゃあな」
そうして眞子は去っていった。
純一「で、どうするんだ?これから」
杉並「う〜む、今日のところは映画を諦めるか。じゃあ、また牛丼でも食いにいくか?」
純一「いや、たぶんまたブラックリストに載ってるぞ。ねぎだくの次は、紅ショウガで議論して、5時間も居座っていただろ」
杉並「それもそうだな。じゃあ、公園でも行くか?」
純一「お前と行くのもどうかと思うが、仕方ないな、行ってやるよ」

公園に着いて、杉並が話しだす。
杉並「そういえばだな。大きな桜の木の下で、白河ことりが歌を歌っているという噂を聞いたのだが、行ってみないか?」
純一「なんだって?かったりぃよ」
杉並「そうか、朝倉に言うと食いついてくる噂だと思ってたんだがな、やはり朝倉妹の効果は絶大だな。夜も大変だろう」
純一「な・ん・の・は・な・し・だ・!」
そんな会話を続けているうちに、前から工藤が歩いてきた。
純一「あれ、工藤じゃないか?」
杉並「む、そうだな。先制攻撃には気をつけろよ」
こいつはさておき、工藤はこちらに気づき歩いてきた。
工藤「やあ、朝倉、杉並。今日は何をしでかしたんだ?」
やはり、俺と杉並のパーティーは危険度Aらしいな。
杉並「残念ながら、今日はなにもしていない。その気になれば、都市ひとつはふきとばせるが」
工藤「いつもの調子だな杉並。で、朝倉はさっきからなにを悩んでるんだ?」
純一「いや、俺と杉並のペアだと、どれくらい危険なのかと思ってな」
工藤は苦笑いする。
工藤「ま、まぁ、そこんところはね・・・」
純一「な、なんだその微妙なリアクションは」
杉並「俺たちのレベルも伊達じゃないらしい。朝倉もとうとうその領域に達したか」
勘弁してくれ・・・。
工藤「そうだ、俺、おじいちゃんに買い物頼まれてるからそろそろ行くよ」
純一「ああ、わかった。商店街で変な勧誘についていかないようにな」
工藤「お前は俺の生みの親か・・・。しかも、そんな年じゃないって」
二人目を合わせて微笑む。
工藤「じゃあね。朝倉、杉並」
純一「じゃあな」杉並「また会おう友よ」
純一「ぶ、もうこんな時間かよ」
時計を見ると、既に19時を回っていた。
杉並「今日のところは、ここで解散するか?」
純一「そうだな。今日は、映画みれなかったが、なかなか楽しかったよ」
杉並「あぁ、また明日会おう、MY同士朝倉よ!」
純一「ああ、じゃあな」
杉並と別れ、自分の家に向かう。

純一は、家に着き、ソファーに座る。
純一「ふぃ〜〜〜〜疲れた〜〜〜」
音夢「兄さん、今日のご飯はラーメンですけど、いいかな?」
純一「ああ、誰かさんの料理よりマシならなんでもいいぞ」
音夢「兄さん、それはどういう意味ですか♪」
純一「いや・・・なんでもない・・・」
こんな、いつもの会話。こんな毎日が続いたらうれしいなんて思ったことはないが、いつまでも続いて欲しい・・・。


読んでいただきありがとうございますw
まだまだ未熟者ですが、がんばって自分の納得できる作品を作りたいと思います。

6月27日 by久遠
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